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米田良祐PROFILE
職業:スポーツコーディネーター/コーチ
テニスコーチして現場に立つ側ら、指導者の社会的地位向上の為の活動(研究発表実績あり)を行なう。また、TENNIS雑誌・自身HPでのコラム掲載。一風変わった企画立案・協力・指導者向けの情報発信も行なう。

URL:http://rice-communications.com/

最近はスポーツマネージメントにも幅を広げ活動中
*東大スポーツマネージメントスクール履修

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「ケガと趣味」

この間、某大学病院整形外科の先生にお会いさせていただいた。

この先生は自身でテニスをされる側ら
現役選手(テニスも含む)の治療医でもあり、
更にはバレーボールナショナルチームのサポート、
スポーツ雑誌の怪我に対する監修のお仕事もされている。

お話を聞かせていただいた中で
印象的だったのは、ゲガをした時の対処法として
「そのスポーツ以外に趣味を持っているかどうかが大切だと
思う」という言葉です。

例えを書くと
Aさんという週に5~6回長時間テニスをしている愛好家
がいるとします。
そのAさんは、テニスのプレー中に肉離れを起こした。
病院にいくと先生から
「3週間くらいは安静にしていてください。
そうすればまた、いつもどおりに動けますよ」と言われた。
Aさんは「分かりました」といってうちに帰る。
しかし、いざ休養していても他にやる事がない。
やることといえば
テニスの本を読んだり、テニス仲間に電話で近況を聞いたり、
足を使わず素振りをしたりすること。

その内に、「早くテニスがしたい」という
思いが強くなってくる。
「テニスをしたい願望」
「テニスが出来ないイライラ」
「テニスが下手になるという不安」
「周囲が上達しているという恐怖」
などなどが日に日に増大していく。

そして、1週間もして痛みがなくなってきた途端に
「もう大丈夫だろう!」
といってテニスコートへ行ってしまう。
こうして怪我の完治しないうちに
プレイを始め、頭のなかでは当然「完治していない」ことを理解しているから
どこかで足をかばいながら行動し結果的に捻挫を誘発してしまった。

と少々極端に書きましたが
この例えの中身に先生の言われる「テニス以外の趣味を持つこと」の意味があるのです。
これは現役のプロ選手にも多く見られるそうなのですが、
ひとつのことにのめり込み過ぎることで(悪ということではありません)
怪我を起こしてしまうと急に不安になる。そして結果的には無理を繰返してしまいまた怪我をし、
プレイ生命を短くしてしまうのです。
*一般愛好家でもプレイする頻度が高い人ほどこうした傾向が高いという。

だから、ケガをしたときに限らずですが
他のもの(ここでは趣味)を持つ事を心掛けて進めているのだそうです。
そうした趣味を持つことでリラックスした気持ちで
ケガの完治に専念すると不思議と早く直ることもあるとか。
*心の余裕がプラスに作用する
また、こうした時期に今まで見えていなかった
新たな発見(自分を見直す)機会にもなるそうです。

自身もケガ・故障をされた会員さんに対しては
こうしたお話を出来る限り努めて話しています。
(自身にも余裕がないと出来ないですけど)


体験記 | 投稿者 米田良祐 14:15 | コメント(0) | トラックバック(0)
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