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米田良祐PROFILE
職業:スポーツコーディネーター/コーチ
テニスコーチして現場に立つ側ら、指導者の社会的地位向上の為の活動(研究発表実績あり)を行なう。また、TENNIS雑誌・自身HPでのコラム掲載。一風変わった企画立案・協力・指導者向けの情報発信も行なう。

URL:http://rice-communications.com/

最近はスポーツマネージメントにも幅を広げ活動中
*東大スポーツマネージメントスクール履修

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「難しさ」

指導という仕事を初めて結構な年数が経つが
いつになってもレベルや経験が違う方々を一度に1回で診るのは
本当に難しいと感じる。

一つの技術を同時に指導しようとしても
習得率は絶対に同じにならない。
何故なら習う側にも色々な感覚があるからです
①テニス経験が多少在る人
②経験は無いが感覚がよい人
③運動経験は豊富だが球技は苦手な人
④どれにも属さない人
というようなカテゴリーが簡単に分けられるわけで
当然これらにより理解度・反応が違ってくるから難しい。
*このようなことから、同じショットから教えても上手く機能しないことが多々ある。

だから、このような場面でよく使うのがそれぞれの人の感覚にあった(合いそうな)
技術を自分の経験を頼りに探りあてながら指導する方法です。
具体的には
△右側の感覚がすぐれている人
△左側の感覚がすぐれている人
△ワンバウンドが得意な人
△ノーバウンドが得意な人
△厚い感覚が好きな人
△薄い感覚が好きな人
△利き手の感覚がいい人
△利き手ではない方が感覚のいい人
など、挙げていけばキリが無いほどその人に合った感覚のどれかを利用して
経験が違う人の取組みやすい技術を中心に教えるのです。
だから、フォアハンドストロークから絶対に教えるという考え方は
余り持ち合わせないようにしています。

もうひとつ、違う視点から考えていることもあります。
最初に必ずフォアハンドを指導し続けた結果が余り上手くいかず
そのうちテニスに対する面白さが感じられなくなり、
次第に気持ちが落ちてしまう事を防ぎたいからです。
こうした考えから、ストロークから、という導入には拘らず、
ボレーやサーブなど違う角度から教えていくことで少しでも面白いと
感じてくれるようにします。
さらにこうすることで、他の人にはない感覚が発見できるかもしれないし
優れた能力を発揮できるかもしれないと考えるからです。
言葉は違うかもしれないが、「適材適所」というのでしょうか。
*無論最終的には全部マスターしてもらいますが、入口に注意するということです

ここまでに書いた方法・手法(指導法)を周囲に推奨することは出来ない
ことは理解しています。
しかしながら自分がどういう指導経験・知識などを体験してきたかによって
信じられるものが出来たことも事実です。
これからも全く違うレベルの方を一度に診る機会があると思いますが
頑張らなくてはいけません

「苦労こそが成功の近道」ッてところでしょうか!

日記 | 投稿者 米田良祐 08:48 | コメント(0)| トラックバック(0)
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