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米田良祐PROFILE
職業:スポーツコーディネーター/コーチ
テニスコーチして現場に立つ側ら、指導者の社会的地位向上の為の活動(研究発表実績あり)を行なう。また、TENNIS雑誌・自身HPでのコラム掲載。一風変わった企画立案・協力・指導者向けの情報発信も行なう。

URL:http://rice-communications.com/

最近はスポーツマネージメントにも幅を広げ活動中
*東大スポーツマネージメントスクール履修

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「24年前」

また、昔のテニス雑誌を見ていて気になる特集があったので、

1985年の記事
「日本のジュニアを駄目にしているのは誰だ!」
凄い切り口ですね。最近のテニス雑誌ではこのタイトルは
なかなかないでしょうね…
このテーマを4つの視点で書いてある。
(①ジュニア自身②ジュニアの環境③コーチ④協会)

どんな内容なのかを細かく書く気はないのですが、
言えることは、昔(1985)と現在(2009)で
余り問題が変わっていないし、解決されていないと思いました。
もちろん多少なりとも改善されている所もある訳ですが、
大きくという意味では変わっていないし、逆に衰退している所もある。

コーチと言う職業に従事している視点でいえば
昔に比べてジュニアが成長していく為の土台(底辺)作りはは、
OB選手、コーチの意識・取り組みもあり成長している気はしますが、
それを上へ汲みあげ、結びつけていく部分や、
指導者の立場・地位は正直、変わってないか、
衰退しているほうが多いのかもと感じます。
これはつまり、資金がかかる部分(マネジメント)には
手を付けていないという事かと考えます。
*ボランティア的要素で対応できる所のみ改善

ただ、各種協会が何の努力をもしていないなんてことでは
ない訳ですが、
「選手を本当に強くし世界へ出していく」
根本的な仕組みの部分は今も昔も変えられていないのでしょう。
今回の記事にこんなくだりがあります。
◇本から引用
「子供とそのコーチ、そして協会が一緒になってその子の将来を考える場が
なければ“数年で世界レベルへ…”などという夢は
いつまでたっても夢でしかないだろう。

この文章はつまり、それぞれの立場を尊重しながらも
1本の道を作らなければ今後も世界レベルの選手は日本からは出ない…
そんな様にも受け取れました。

ではこの文章を年齢に関係なく現在ジュニア育成にあたる
コーチ指導者が読んだ時、どんな感想を持つでしょうか?
そして、これに対してどんな活動・取組をしているでしょうか?

万が一、ピンとこないなんて言われたら、
この先何十年か経ってもまた同じような記事、
同じようなコメントを誰かがしているかもしれません。
「啓発」 | 投稿者 米田良祐 09:21 | コメント(0) | トラックバック(0)
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