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米田良祐PROFILE
職業:スポーツコーディネーター/コーチ
テニスコーチして現場に立つ側ら、指導者の社会的地位向上の為の活動(研究発表実績あり)を行なう。また、TENNIS雑誌・自身HPでのコラム掲載。一風変わった企画立案・協力・指導者向けの情報発信も行なう。

URL:http://rice-communications.com/

最近はスポーツマネージメントにも幅を広げ活動中
*東大スポーツマネージメントスクール履修

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「上達度」

レッスンに参加されている方々の「上達度」を
伝えるのはとても難しい。

習い始めた当初は、こちらから言うまでもなく
上達していることを本人は勿論、周囲も理解できる。
それは全くテニスをした事がないのであれば当たり前です。

しかし、ある程度までプレイレベルが上がると
なかなか気付かせ、伝えるのは難しい。
「上達しましたね」の問に
「そうですか~??」になる。

コーチ目線では、
今まで打ち合えなかった人とラリー等が
出来るようになったことで
上達したなと、感じているのですが、
別の人と打つと全く歯がたたないなんて
事が普通に起こってしまう。
だから、幾ら上達していますよと言っても
「そうですか~??」になる。
これも仕方のないことでしょう。
上達度の尺度は、個人個人違いますから。

しかしこれもレッスンを受けていると仕方がないのでしょう。
何故ならレベルが上がると、ショットアイテムは増えていくが
それを打てただけでは勝負が出来ないからです。
使い道や相手を想定したトータル的な要素を
兼ね備えないと難しいから。
すると、コーチが上達度は上がったと伝えても
会員さん自身の満足感は低いままなのです。

さらにこのレベルを超えていくと益々、伝わり難いのは
容易に想像できるのではないでしょうか。
つまり技術が上達しても、ゲームをしてコンスタントに
勝てなければ満足感は全く上がってこないからです。
どちらかと言えば低下・・・
「このショットは打てるようになったけど・・・勝てないし」
場合によっては
「こんなにやっているのに上手くならない」とまで
言われてしまう。

長く書きましたが、
こうやって考えてみても会員さんに上達度を伝えるのは
コーチとして本当に難しいと感じられます。

やはり、テニス経験が長い人に対するほど
「どこ箇所の、どんな所が、どんな風に、どういう場面で
上達しています」までしっかり伝えられなければ
意味がないのかもしれません。
これは、一人の会員さんと長く付き合っていればいるほど
感じられるし大切に思えます。
その為には常時、使い方を整理しておく必要があると思います。




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日記 | 投稿者 米田良祐 16:09 | コメント(0)| トラックバック(0)
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